私は学生時代からキャノンの一眼レフカメラを持っていました。正式な名称は忘れましたが、デジタルじゃないEOSです。まだ当時はデジカメというものが無かった時代なので。(笑)
そんな私のところに、職場の同僚T田君が相談に来ました。
どうやらT田君は根っからのキャノンファンのようで、カメラだけじゃなく、プリンタなんかもキャノン製品って決めてるそうです。でも、一眼レフってカメラ単体じゃ使えないし、何が必要なのかも良く解ってないらしく、困っている様子でした。
というわけで、今日は
キャノンの一眼レフ!初心者にオススメはコレ!
というテーマを取り上げてみたいと思います。初心者向けと言えば、カメラ本体は勿論EOS kissですよね。でも、EOS kissもいくつか種類があってわからない。更に必要なレンズは何?というところまで見て行きたいと思います。
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一眼レフカメラ!カメラ性能の違いを見てみよう!
キャノン製の一眼レフカメラと言えばEOSですよね。でも、EOSと言っても種類が多過ぎて良く解らないかもしれません。現在、新品で入手可能なデジタル一眼レフのEOSシリーズはこちら。
- EOS-1D X MarkII
- EOS-5Dシリーズ
- EOS-6D
- EOS-7D MarkII
- EOS-80D
- EOS-8000D
- EOS kiss X8i
- EOS kiss X7i
- EOS kiss X7
- EOS kiss X80
この中で初心者向けのカメラというと、エントリーモデルと言われる、EOS-8000D以下の赤文字の商品です。その中でも最も安価なのがEOS kiss X80、最も高価なのがEOS-8000Dとなっています。
では、EOS Kiss X8iがどんなカメラなのか見てみましょう。
ちなみに、私が現在所有しているのがX8iの何代前なのかわからない「EOS kss DN」と「EOS-70D」です。「EOS kiss DN」を購入したのはもう10年以上前なのですが、現在でも特に問題無く綺麗な写真を撮影することが可能です。
そして、今年買ったのが「EOS-70D」ですが、初心者なら10年以上前の「EOS kiss DN」でも十分な機能ではないかと思います。それは何故かというと、素人が撮るのにカメラの基本性能は殆ど関係ないからです。
次の章で、カメラの基本的な性能についての持論を述べたいと思います。
キャノンの一眼レフは安いモデルでも綺麗に撮れる!
キャノンの一眼レフカメラの性能を比較しようと思っても何を見て良いのか良く解りませんよね?一体どの数値を見れば良いのでしょう?
パンフレットを見ると、項目が沢山ありますが、違いがわかるのは次の項目です。
- 有効画素数
- 測距点
- 常用ISO感度
- 連続撮影速度
- 重量
- Wi-Fi機能
まず、有効画素数ですが、大きければ良いという話ではありません。最近は高性能過ぎだと感じています。写真として印刷するなら、1000万画素もあれば十分です。500万画素でも良いくらいです。
次に測距点です。つまり、オートフォーカス時のピントを合わせる位置ですね。X8iが19、X7iなどは9という値が書かれていますが、個人的には9点でも十分だと思っています。何なら、3点くらいでも良いのではないでしょうか。
何故なら、19点もあると、逆にフォーカスを合わせたい場所以外に焦点を合わせる可能性があるからです。最近のオートフォーカス機能は高性能かもしれませんが、
と思う時がきっと来るでしょう。
ちなみに、私は常に1点で合わせるようにしています。
常用ISO感度とは何かと言うと、数値が大きければ「暗いところでも撮影可能ですよ」ということになりますが、その分ノイズが気になってきます。ですから、ISO感度に関しては大きい方が良いでしょう。
その点ではX80だけが6400、他は12800となっているので、X80だけが劣っているということになりますが、6400もあれば十分だと思います。ちなみに、私の持っているEOS kiss DNは1600まででした。
連続撮影速度は多い方が良いと思います。上のモデルになると1秒間に7コマ撮影可能、プロフェッショナルモデルになると14コマも撮影可能ですが、初心者向けのモデルになると3~5コマです。
速く動く物を撮影したいなら、連続撮影速度は速い方が良いのは当然ですが、そうでない場合は特に必要ありません。子供が大きくなって、運動会を撮影するという場合には速い方が良いかもしれません。
ちなみに、「EOS kiss DN」の連続撮影速度は3コマですが、特に不自由だとは思わなかったので、初心者向けと考えると問題ないのかもしれませんね。
重量については、軽い方が良いですよね。でも、ここに示されている重量はカメラ本体の重量なので、実際はレンズの重量が加わることになるので、注意が必要です。
最後にWi-Fi機能についてです。最新の機種にはWi-Fi機能が搭載されていますよね。この機能は便利だと思います。勿論、私の持っている70Dにも搭載されています。
でも、実は一度も使ったことがありません。(その内使ってみたいと思っています。)
というわけで、個人的には安価なのにWi-Fi機能が搭載されているEos kiss X80が気になるのですが、連続撮影速度が遅い点が残念です。その点を踏まえると、Wi-Fi機能が無いのですが、EOS kiss X8iを購入するのがオススメです。
では、次はレンズについて見てみましょう。
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初心者向けのレンズはどんな物を選べば良い?
私が約10年前に「EOS kiss DN」を購入した時は今と比べるとかなり高価だったので、オトクなダブルレンズキットという、本体にズームレンズが2本付いたセットの商品を購入しました。現在もその形式で販売されている物が初心者向けには最もオトクなセットでしょう。
現在、ダブルレンズキットに付属しているレンズは下の2本です。
- EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
- EF-S55-250mm F4-5.6 IS II
つまり、18mmから250mmまでをカバーできるレンズということになりますね。もう、これで十分です。私が購入した時は200mmまでだったので、子供の運動会の時に
と感じたので、後から300mmのズームレンズを購入しました。でも、有効画素数も多いので250mmもあれば十分だと思います。
また、T田君は背景のボケた写真が撮りたいということだったのですが、ダブルレンズキットに含まれる「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」ではイメージ通りのボケが出ないかもしれません。
そんな時は、「EF-S55-250mm F4-5.6 IS II」のレンズを使って、ちょっと遠くからズームすると良い感じに撮れるのではないかと思います。
しかし・・・
なんて言いそうですよね。そんな場合には、こちらのレンズをおススメします。
安価なので、レンズ自体の作りはとってもチープな感じがするのですが、多くのEOS愛好家から長く親しまれている単焦点のレンズです。私の場合は、このレンズ1本買った時から写真を撮る楽しさが倍増しました。
特に赤ちゃんや小さな子供を撮影するには最もオススメのレンズです。
まとめ
今日は職場の同僚T田君がキャノンの一眼レフカメラを購入したいと言うので、初心者向けの製品についてリサーチしてみました。
では、もう一度記事を振り返ってみましょう。
まず、キャノン製の一眼レフカメラの中で現在販売されている初心者向けのモデルはこちらの5機種です。
- EOS-8000D
- EOS kiss X8i
- EOS kiss X7i
- EOS kiss X7
- EOS kiss X80
それぞれ特徴がありますが、気になる違いは
- 連続撮影速度
- Wi-Fi機能
辺りではないでしょうか。T田君はSNSにカメラからそのまま投稿したいということだったので、Wi-Fi機能のあるX80を購入するということでした。安価でカメラを楽しめるので初心者にはもってこいではないかと思います。
レンズについては、最も初心者にオススメなのがダブルレンズキットのレンズです。
T田君も、ダブルレンズキットのセットを購入し、余った予算で50mmの単焦点レンズを購入するということでした。
写真の仕上がりはカメラの性能よりもレンズの性能の方が重要です。ですから、カメラ好きな人達は所謂レンズ沼にどっぷり浸かる人が多いそうです。
私も一時期レンズのカタログなどを眺めていた時期がありましたが、良いレンズというのはとても高価なのでなかなか手が出ませんよね。今あるレンズで我慢です。
写真を大量に撮ってしまったら、ネットでプリント注文しちゃいましょう!
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