たまたま近所のM子さんと家電量販店で出会いました。M子さんは新米ママさん。どうやら加湿器を探しに来たようでした。
M子さんは加湿器売り場でかなり考え込んでおられました。新米ママさんはやっぱり赤ちゃんのこととなると、色々と気を遣いますよね。
というわけで、今日は
加湿器は赤ちゃんに必要なの?どんな物を選べば良い?
というテーマを取り上げてみたいと思います。M子さんは、赤ちゃんにとって最適な加湿器を購入することができたでしょうか。
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赤ちゃんに加湿器が必要な場合と不必要な場合!生活環境を考えよう!
YouTubeを見ていると、どうやら赤ちゃんは加湿器が大好きのようですね。必要か不必要かと言う前に、大好きみたいです。例えばこちら。
他にも同じような動画が沢山ありましたが、どれも加湿器で遊んでいる赤ちゃんの動画でした。特に10ケ月前後の赤ちゃんが多かったように思います。掴まり立ちができるようになって、色んな物に興味が出てくる頃なのでしょうか。
我が家の子供達もこんな時期があったと懐かしく思って動画に見入ってしまいました。
さて、そんな加湿器ですが、赤ちゃんにとっては本当に必要な物なのでしょうか?空気の乾燥する冬には次の2つの理由により加湿器があった方が良いと思われます。
- インフルエンザ予防
- 肌の乾燥防止の為
但し、生活環境によっては必要とは言えません。それは、室内が常に加湿されているような状況か否かということです。例えば、暖房器具としてエアコンや電気ストーブ、セラミックヒーターなどを使用している場合には室内が乾燥する可能性が高くなります。
しかし、石油ストーブやファンヒーターを使用したり、室内に洗濯物を干している場合などはある程度加湿されることになるので、加湿器は必要でないかもしれません。ですから、赤ちゃんの居る部屋がどのような環境なのかを考慮し、湿度を実測して判断するのが良いでしょう。
では、それぞれについて、どのくらいの湿度が適しているのでしょうか?
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インフルエンザ予防には室温20℃以上、湿度50~60%が最適
では、インフルエンザ予防について考えてみましょう。
インフルエンザ予防には室温は20℃以上で湿度を50~60%に保つことが有効ということがわかっています。1961年に研究者のG・J・ハーパー氏の発表によると、インフルエンザウィルスは湿度40%で半減、50%以上で大幅減ということです。但し、70%以上になるとカビの発生が増える為に注意が必要です。
また、室内温度に関しても重要です。それは単純に気温ということではなく、湿度とも密接に関係があるからです。湿度というのは相対湿度のこと。つまり、気温が高くなると空気中に含むことができる水分量も多くなります。逆に、気温が低くなると少なくなります。
つまり、気温が10℃の時の湿度50%と20℃の時の湿度50%では、空気中に含まれる水分量が全然違ってくるということになります。ですから、インフルエンザ予防として考えるなら、室内温度を20℃以上で湿度を50~60%に保つべきということになります。
赤ちゃんの居る部屋の室温や湿度が最適になるように、暖房器具や加湿器を使用して調節する必要があります。
では、赤ちゃんの肌の乾燥という点についてはどうでしょうか?
赤ちゃんの肌乾燥は湿度60%以下は要注意!
赤ちゃんの肌はとっても綺麗ですよね。でも、とってもナイーブ。ちょっと乾燥すると痒くて掻きむしってしまうということが良くあります。可愛いほっぺもガサガサ状態に・・・そんなことになる前に何とかしてあげたいですよね。
実は、人間の肌は湿度60%以下になると乾燥すると言われています。しかも、日本の冬は乾燥するので、11月から4月の湿度というのは60%以上になることはありません。つまり、常に肌は乾燥状態ということになります。
しかも、赤ちゃんは大人よりも肌が乾燥し易いので注意が必要!実は、生後4ヶ月頃からは皮脂の分泌量が減り、更に肌のバリア機能もまだ発達していないので、非常に乾燥し易い状況なのです。
ですから、赤ちゃんの肌の乾燥を防ぐ為にも、湿度60%程度は常にキープしておきたいところですね。
では、赤ちゃんの為に加湿器を購入する場合、どのような点に注意して商品を選ぶべきなのでしょうか?
赤ちゃんの為の加湿器!おすすめは安全な気化式!
先程紹介した動画からもわかるように加湿器も赤ちゃんにとって安全であることが最も重要です。赤ちゃんはいつまでも寝てばかりというわけではありませんよね。あっという間に寝返りをするようになり、気が付いたら掴まり立ち、そしていつの間にか歩くようになります。
親の立場からすると、赤ちゃんの成長はとっても嬉しいですよね。しかし、その反面、成長と共にやんちゃになってくるので気が休まらないということも多いのではないでしょうか。
加湿器一つ取って見ても、赤ちゃんにとっては安全では無い商品も多いので、良く考えて購入する必要がありそうです。
加湿器には色々な方式の物がありますが、その中から安全と言う観点で商品を選ぶとすれば、気化式が最適だと思います。その理由は次の3つ。
- 赤ちゃんが触れても安全
- 比較的安価で購入できる
- 結露しにくい
気化式の加湿器にはフィルター掃除を結構頻繁にしなければならないというデメリットもありますが、それ以上に熱い蒸気が出ることが無く安全という点が一番のメリットではないかと。
気化式の加湿器についてはこちらの記事で詳しく取り上げていますので、参考にしてください。
まとめ
今日は、新米ママさんM子さんの悩みを聞いて、赤ちゃんに加湿器は必要なのかということについて考えてみました。では、もう一度記事を振り返ってみたいと思います。
赤ちゃんに加湿が必要な理由としては、以下の2点です。
- インフルエンザ予防
- 肌の乾燥防止の為
室温20℃、湿度50~60%が好ましい
湿度60%程度が好ましい
しかし、加湿が必要と言っても、必ずしも加湿器を購入する必要はありません。加湿器を使用しなくても、室内の湿度が50%前後であれば、赤ちゃんの生活には最適だからです。しかし、使用する暖房器具や洗濯物を室内に干すなどの生活環境によっては最適な湿度にならないかもしれません。
そんな時は、迷わず加湿器を使用をおすすめします。そして、赤ちゃんの居る部屋に使用する加湿器は気化式のものがおすすめです。その理由は次の3つ。
- 赤ちゃんが触れても安全
- 比較的安価で購入できる
- 結露しにくい
気化式の加湿器には音がうるさいことやフィルター清掃をしなければならないなどのデメリットもありますが、やはり赤ちゃんには安全な物を選ぶのが一番でしょう。価格も手頃な商品が多いので、赤ちゃんの居る部屋には気化式の加湿器を置いてみてはいかがですか?
赤ちゃんのインフルエンザ予防や肌の乾燥予防に、是非加湿器を設置しましょう。
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