我が家の隣に住んでいるM子さんは新米ママさん。最近、ベビーカーを押して散歩をしている姿を見るようになりました。先日もベビーカーを押してるM子さんとうちの妻が話していたのですが、夏に近付くにつれてM子さんにはちょっとした悩みができたようです。
ちなみに、M子さんはとっても暑がりらしく、夏はエアコンの無い生活なんて考えられないそうです。でも、赤ちゃんの為なら頑張れるということでした。
というわけで、今日は
エアコンって何度からつける?夏の赤ちゃんの過ごし方!
というテーマを取り上げてみましょう。エアコンを使用しないと、汗疹や熱中症が心配ですよね。でも、赤ちゃんにとって快適過ぎるのも問題のようです。その辺りのことについて詳しく調べてみました。
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夏のエアコンは何度から?みんなの意見を聞いてみた!
赤ちゃんは汗っかき!
汗腺の数は大人と同じなのに、表面積が狭いですからね。そりゃあ、沢山汗をかいているように見えますよね。でも、赤ちゃんは汗をかいた方がいいんですよ。それは、汗腺が発達という観点から。
まずはこちらの動画をご覧ください。
動画の中で解説がありましたが、重要なポイントは以下の通りです。
- 汗腺の発達は2~3歳まで
- 汗腺が発達しないと汗が出ない子供になる
- エアコンの温度設定は27~28度が最適
- 朝や夕方は換気をする
汗をかくということがどれだけ重要なのか分かったと思います。しかし、
というのは明らかにやり過ぎですよね。では、みんなは何度からエアコンを入れるのでしょうか?周りの人に聞いてみました。
ちなみに、私の職場では、夏は30度になったら冷房を入れても良いというルールになっています。そして、我が家も30度になったのを確認してから、娘が
と言い出します。
あるサイトでは、『赤ちゃんは体調管理が苦手なので極力エアコンを使いましょう』というような表記がありました、この意見には反対です。常に快適な部屋で生活していて、将来耐えられない大人になられても困りますよね。(笑)
ということで、周りの人に聞いて多かった意見、それからYahoo!知恵袋なんかの意見をまとめてみました。多かった意見としては以下の通り。
- 32度までは扇風機、32度を超えたらエアコン
- 30度になったら28度設定でエアコンを入れる
個人的な意見としては、湿度にもよりますが30度ならまだ何とか耐えられる温度です。暑いのは暑いですが、夏なので暑いのは当たり前だという考えもあるので何とか耐えられます。
しかし、30度になると熱中症のリスクが高まるということなので、境界線は30度というところではないでしょうか。つまり、個人的な意見にはなりますが、赤ちゃんが居る部屋では30度以上になったらエアコンを入れた方が良いでしょう。
但し、お昼寝の時、夜寝ている時に、
- 額の髪がぬれるほど汗をかく
- 何度も寝返りをうつ
のような場合は室温に関係なくエアコンを入れてあげた方が良いでしょう。暑すぎて眠れないということでは赤ちゃんが可哀相ですからね。
では、先程の汗腺の話に戻りましょう。
実は、汗腺の数はみんなほぼ同じなのです。では、何が違うのでしょうか?もう少し詳しく見ていきたいと思います。
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汗腺が発達するってどういうこと?
日本人の汗腺の数は300~400万個。しかし、その全てが機能しているわけではありません。機能している汗腺は平均230万個と言われています。機能している汗腺のことを、能動汗腺と言いますが、実はこの能動汗腺の数は育ってきた環境によって大きく違うことがわかっているのです。
どういうことでしょうか?
実は、汗腺というのは意外と怠け者なんですね。ですから、自分が必要無いと思えばもう汗をかくのをサボって機能しなくなってしまうんです。それが決まるのが2~3歳までの赤ちゃんの時期なんですね。
つまり、赤ちゃんの時に汗をかくことで汗腺は発達し、能動汗腺の数が増えるということなのです。
現代の子供達は能動汗腺が非常に少ないと言われています。それは、赤ちゃんの時にエアコンで快適な夏を送っていたから。つまり、過保護だったんですね。エアコンを何度でつけるかということが重要であり、赤ちゃんの成長に大きな影響を与えるということがよくわかりましたね。
では、能動汗腺が少ないとどうなるのでしょうか?
能動汗腺が少ないとどうなる?
汗をかくということは人として非常に重要な活動です。主に体温調節ですね。人は恒温動物なので、体温を一定に保つ必要がありますが、その時の重要アイテムが汗なのです。
夏の暑い時期になると、気温が上がり、体温も上がります。体温が上がった時に、人は自律神経の働きによって汗をかきます。汗をかくことで、汗が蒸発する時の気化熱によって体温を下げることができます。
しかし、汗をかこうとしても汗腺が発達していなかったとしたら、汗が出ませんよね。つまり、体温調節がうまくできないということになります。その結果として、体温を下げることができずに熱中症になる可能性が高くなるのです。
更に、うまく放熱ができないということで、体の方も熱を発生させないように基礎代謝を低くしてしまうのです。つまり、低体温症というやつです。低体温になると免疫力は低下し、病気になり易くなります。
赤ちゃんの時にエアコンを何度からつけるかというちょっとしたことが、大きくなってからの体温調節機能に大きな影響を及ぼすことになるとはびっくりですね。最近の子供が暑さに弱かったり、低体温症が多かったりというのはそういうことだったのです。
まとめ
今日は、赤ちゃんが居るという家庭では夏のエアコンは何度から入れるのかという疑問について考えてみました。
では、もう一度記事を振り返ってみましょう。
赤ちゃんと過ごす夏は汗腺の発達を促す為に、極力汗をかくようにするのが良いでしょう。ですから、エアコンを入れる温度は30度くらいが適当ではないかと考えます。エアコンの設定温度は27度~28度。
汗腺が発達するのは2歳~3歳と言われていますので、その間に汗をかかないと、大人になっても汗がかけない体質になってしまいます。汗が出ないということは、体温調節がうまくできず、更には低体温症になる可能性もあります。そうなると、免疫力も低く、病気に罹り易くなってしまうので、エアコンを入れる温度には気を付けましょう。
エアコンを極力使わないということを実践しようと思うと、やはり気になるのが汗疹ですね。汗疹の予防にはこまめな着替えが一番のようです。ベビーパウダーは毛穴を塞ぐということなので、極力使わなくても良いように気を付けましょう。
こまめな水分補給も忘れずに!!
エアコンの除湿設定についてはこちらの記事も参考にどうぞ。
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