FAXに関する記事を書いていたところ、Aさんという方から相談のメールを頂きました。
こんな拙いブログを読んでくださってるなんて、凄く嬉しいです。本当にありがとうございます。
私の持っているノートPCはFAXモデムが内蔵されているということで、FAXモデムに関しては詳しく書いていませんでした。
というわけで、今日は
FAXモデムはUSB接続がお手軽!
ということで、FAXモデムについて調べてみました。これでAさんもFAXモデムで悩むことはないでしょう。
ちなみに、Aさんのお宅にはFAX用の電話番号があるそうで、とりあえず暫くの間だけ使っていないパソコンを試験的にFAXとして使ってみたいということでした。
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FAXモデムの種類とそれぞれの特徴
モデムというと、我々の世代はこんなイメージがあります。懐かしいですね。
今はもう、電話回線を使用してインターネットに接続しているという人は殆ど居ないと思いますが、我々が若い頃はこれが普通だったんですよね。
そして、FAXモデムがあればダイヤルアップ接続でインターネットに接続もできるのですが、今は逆にそちらの方が難しいですね。実はFAXの仕組みもアナログ信号とデジタル信号を相互に変換して通信をしています。FAXの仕組みについては、別記事に詳細を記載していますので、下記リンクを参考にしてください。
さて、FAXモデムの方に話を戻しましょう。
FAXモデムは下の5種類に分けることができます。
- 内蔵モデム
- PCIボードタイプ
- カードタイプ
- 外付けUSBモデム
- 外付けRS232Cモデム
私の使用しているノートパソコンには内蔵モデムが搭載されていました。ですから、後付けでUSB接続などのモデムを接続する必要はありませんでした。
しかし、モデム内蔵でないパソコンをFAXの代わりとして使用する場合は、上記2~5の何れかの方法でモデムを接続する必要があります。
但し、3番のカードタイプのアナログモデムというのは入手困難なようなので、それを覗いた3種類について、それぞれどのような物か見て行きましょう。
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PCIボードタイプ
PCIというのは、Peripheral Component Interconnectの略称で、デスクトップパソコンの機能拡張のための接続規格です。
デスクトップパソコンの機能を追加したい場合に、目的の機能を果たすPCIボードを組み込むというものですね。今回の場合はFAXモデムです。
PCIボードタイプのFAXモデムに関しては比較的安価で入手可能のようですが、一番のネックはパソコンの内部に組み付けなければならないという点でしょう。つまり、パソコンのケースを外して、内部のマザーボードに差し込む必要があります。
パソコンに詳しくない人の場合、まずパソコンのケースを開けるということが無いと思います。ですから、その時点で
ってなりますよね。普通にパソコンが使えても、パソコンのケースを開けられないという人も多いと思います。それに、ノートパソコンの場合はどう頑張っても組み込むことは不可能なので、あまりおすすめできません。
それよりもおすすめできるのが、外付けのFAXモデムです。
外付けのFAXモデムはどれがいい?
外付けのFAXモデムには
- RS232C接続
- USB接続
という2種類があります。
そうですね。RS232Cは最近では殆ど聞かなくなってきましたね。一昔前はパソコンに差し込み口が付属していたのですが、最近のパソコンにはありません。それくらい昔の通信形態ということですね。
フロッピーディスクを見なくなったのと同じように、RS232Cも世の中から姿を消してしまいました。RS232Cは通信速度が遅いので、最近の大容量通信には向かないというのが最も大きな理由でしょう。
FAXの送受信の場合はRS232Cでも十分な通信速度なのですが、その通信形態が無くなってきているので、今から使用するには不適切ではないかと思います。
一方、USBというのは規格が少しずつ変わっているものの、今後もしばらくは生き残っていくと思います。ですから、RS232CよりはUSBの外部FAXモデムの方が良いでしょう。
何より、RS232Cタイプは普通の電気屋さんではもう入手困難ではないかと思います。
FAXモデムの価格帯とおすすめを教えて!
FAXモデムの種類を見てきましたが、やはりおすすめはUSB接続のFAXモデムでしょう。
その理由としては、デスクトップパソコンならPCIタイプもいいですが、やはり敷居が高いですよね。わざわざケースを開けて挿し込むという時点で、パソコンに詳しくない人には難しく感じられます。
また、外付けのRS232Cタイプについてはどうでしょうか?今時、RS232Cで通信できるパソコンって無いですよね。使用するにはUSBからRS232Cに変換する必要があります。
残念ながら、こちらもアウトですね。
ですから、お手軽なUSBタイプの外付けFAXモデムが最もオススメということになります。
では、どのくらいの価格なのでしょうか?ヤフオクでFAXモデムを検索してみると、かなり安い商品が並んでいますが・・・
どうやら安い製品は最近のOSには対応していないようで、商品説明を見てみると
Windows98SE/ME/2000/XP/Vista/7
と書かれていました。Windows7を使用している場合は使えますが、Windows8.1やWindows10では使用できないようです。Windos7以降のOSに対応しているFAXモデムは上記のような安い価格帯の商品が見つかりませんでした。
最近のOSに対応しているFAXモデムの場合、価格は5000円以上という感じですね。楽天市場だとこちらの商品が一番安かったのですが、それでも価格は6000円台。
USB接続ではなく、PCIボードタイプのFAXモデムならもう少し安く、4千円台でした。ちなみに、相談者のAさんは
という話だったので、ヤフオクで千円台で購入できるFAXモデムを使用してみるのも良いかもしれませんね。楽天でも2千円台で購入できるようです。
まとめ
今日はAさんからの、
という質問を頂いたので、FAXモデムについて調べてみました。
では、もう一度記事を振り返ってみましょう。
FAXモデムは一般に以下の5種類です。
- 内蔵モデム
- PCIボードタイプ
- カードタイプ
- 外付けUSBモデム
- 外付けRS232Cモデム
その中でも最もおすすめなのが、外付けのUSB接続タイプのFAXモデムです。OSがWindows7以前のパソコンを使用している場合、価格も2千円前後で購入できるのでとってもお手軽ですね。
Windows8.1以降の場合は5千円以上になってしまうので、購入すべきか否か、少し迷いますよね。それならFAX本体を購入した方が良いのではないかとも考えるかもしれません。
その辺りはAさんの判断にお任せしようと思います。
さて、FAXモデムが準備出来たら、パソコンを使ったFAXの送受信に挑戦しましょう。こちらの記事にまとめてありますので、良かったらお読みください。
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